どうもチャンピオンです!(`・ω・´)キリッ
と言ってますが、正直全く実感がありません…
そのくらい今年のshow+caseはレベルが高く、どのチームが優勝してもおかしくないくらいの大会でした。
(年々参加者も増え、本戦出場のハードルも上がってきています)
そんなshow+caseでしたが今回我々が発表したプラグインが如何にして生まれたのか?を熱の冷めぬうちに振り返ってみたいと思います。
kintoneで業務改善事業を始めてから、kintoneに関する様々なお問い合わせをいただくのですが、その中でも「既にkintoneを導入したけれど、中々社員が使ってくれない」というお問合せを、結構いただきます。
これは異常なことなのかというと、そうでもありません。
実は、新しいものを躊躇なく面白そう!試そう!という人は少数派で、ほとんどの人が「現状困ってないから、今のやり方を変えたくない」「新しく覚えるのは嫌だ」といったような、変化を嫌がる傾向にあります。
所謂、現状維持バイアスというやつです。
組織の環境はそれぞれで、トップダウンで動く会社もあればそうでもない会社もあります。
事業を始めてから、こういった使ってくれない状況はどうすれば解決できるのか。色々模索し試行錯誤してきました。
その中で辿り着いた答えが、「元のデザインに寄せること」というでした。
あるお客様から、Excelで管理していた人事評価の仕組みをkintoneに移行したいという依頼を請けたときのこと、上司は複数人いる部下の進捗率や、月毎の達成率をパッと見で把握できるようにしたい、且つ、そのまま評価コメントなども入力したいという要望がありました。
これはExcelでは出来ていたことです。
また現場の社員はkintoneを日常的に活用していましたが、上司の方々はあまりkintoneを活用されていないという状況でした。
そこで、カスタマイズ一覧を活用し、自分の部下の情報を一覧できるようにし、尚且つExcelのときと同じようなデザインにして、そのまま入力・更新ができるようにしてみました。
すると、上司の方々も特に違和感なくアプリを活用し始め、kintoneに慣れてくると「あれもしたい、これもしたい」と沢山要望を頂くようになりました。
この時に、もしかするとkintoneへ移行する最初のハードルはこれで乗り越えられるのでは?と思い始めました。
今まで、kintoneのデータをPDFの帳票として出力できるプラグインは様々な会社さんが提供しており、KAIZENでも帳票出力できるプラグインを提供しております。(さくっと!ぷりんとプラグイン)
しかし帳票フォームを作成するプラグインというのは、ありそうでないことに気付き、そこでPDFを背景に入力フォームを作成できるプラグインを開発しました。
実はこのプラグインは帳票以外も対応できるのですが、皆さんがイメージしやすく、伝わりやすいものはやはり「帳票」ではないかと思い、Excelで作成した帳票のデザインのまま入力できますよ!という内容にしました。
Xのポストで、ユーザーごとにフォームの設定できるのが良いという声をいただき、嬉しゅうございます。
これは、kintoneをバリバリ使いこなしている人、kintoneを使い始めたばかりの人、様々いらっしゃると思います。
その方々が自身の使いやすいフォームを選択できるようにすることで、「kintone使いやすいな」「kintoneっていいな」と感じてもらいたいと思い開発しました。
私は2021年からkintone show+case(kintone hack)に参加し、2022年, 2023年, そして今年の2024年と4年連続で本戦出場させていただきました。
特に最初の2年は、皆さんに覚えてもらいたいという想いで、お笑い枠を狙って、ふざけて笑えるアプリを開発して発表していましたが、逆に真面目なアプリを作りにくくなり…笑
年々、参加者も増え、kintone盛り上がってきているな!と嬉しくありながらも、今年は本戦いけるだろうかと不安もありつつ…笑
正直、毎年予選会では他参加者の発表を見て「あぁ~今年は無理かもしれない」と思いながら、結果発表を祈るように待っていました。
皆さんには笑い路線を期待されていることは重々承知の上、今年は思い切って真面目路線に切り替えましたが、正直予選突破できるかドキドキでした。(予選順位は本戦出場者の中で最下位のギリギリでした💦)
そして今年、まさかまさかの!悲願のチャンピオン ( T∀T)b!
本当に感謝しかないです。有難うございますm(__)m
発表順や会場の皆様に恵まれ、正直kintone芸人の生田さんの点数がズバ抜け過ぎて、あれ?優勝…無理じゃね?…こうなったら楽しまなきゃ…損じゃね?と逆に吹っ切れてプレゼンできたお陰だと思います。
しかしながら本戦出場したチームの発表もアイディア・技術力・プレゼン力、ハンパなかったですよね?
どれも欲しいなぁと思うようなものばかりで、本当に素晴らしい大会だったと思います。
本戦に出場した7組、そして予選に参加された方々、恐らくどのチームもkintoneユーザーの皆様に、何かひとつでもキッカケや参考になるものをお届けできたらという想いで出場していると思います。
ですので、会場に来られた皆様が何かひとつでも持ち帰れるものがあったと思って頂けたら幸いです。
またこのような素晴らしいイベントを毎年開催してくださるサイボウズの皆様、並びに運営スタッフの皆様、ありがとうございました。
来年もまたCybozuDaysの会場でお会いしましょう!
#kintone
#cybozudays
#kintoneshowcase
#KAIZEN